肝機能検査の項目について

続いては肝機能検査のAST(GOP)・ALT(GPT)という項目についてお話ししていこうと思います。まずはもってAST(GOP)・ALT(GPT)とはなんぞやというところですよね。ちょっと専門的になりますが、ASTはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの事を、GOTはグルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼの事を、ALTはアラニンアミノトランスフェラーゼの事、GPTはグルタミン酸ピルビン酸トランスアミラーゼの事を言います。ASTとGOT、ALTとGPTそれぞれは同じものの事を指します。ASTとALTは共にタンパク質の原料となるアミノ酸が作り出される時に必要となる酵素です。そして、肝臓を構成するおもな細胞である肝細胞に多く含まれています。
肝臓が何らかの原因でダメージを受けると肝細胞は破壊されて、そこからAST・ALTが血液中に流れ出てしまうというわけです。その為、肝臓の働きに異常がみられると、血液中のAST・ALT値は高く出るという事になります。従って、AST・ALT値が高い程、採血した時点での肝臓のダメージが甚大であるという事が分かるのです。とはいえ、AST・ALTは何も肝臓にのみ含まれているというわけではなく、心臓の筋肉や骨格筋・血球にも多く含まれています。従って、AST・ALT値が高い場合には、肝臓だけでなく、心臓や筋肉・血球にも異常が無いか疑いをかける必要があると言えます。
特に、血球異常の場合にはALTよりもAST値が高く出る事がある為、そういった点も注意して調べる必要もあります。一般的には男性の方が女性よりもAST・ALT値は高く、飲酒や運動によって上昇する傾向があります。

2020-12-18/肝機能検査の項目について

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comment:健康診断について記載してます(^▽^)/
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