婦人科ドック

今日の子宮頸がん検診は従来法細胞診・液状検体法細胞診などのLBCスメアとHPVハイリスク検査を併用して行うことで、無症状の前がんや初期頸がん病変も含めて発見に勤めるのが主な目的である。そして死亡率の低下に寄与しているのである。近年における子宮体がん・卵巣がんの罹患率・死亡率は増加傾向にあり、また、子宮頸がんと体がんの罹患率はほぼ同数との調査結果も出ている。見落しなどのないよう、適切な検査が求められている。 経腟式超音波を検査に用いることにより、特異性は低いという点こそ挙げられるものの病変の発見率は高いというメリットも持ち合わせている。従って、婦人科検診にこの検査は必須項目となっているのである。特に、卵巣の病変に対する診断率というのは、内診と比較しても約3倍の精度を誇っている。加えて、閉経後の子宮体がんの発見にも貢献しており、診断に用いる意義というのは非常に大きいと言えるだろう。 さて、本検査の対象となる人は、性的経験のある20歳以上の女性である。標準の検査項目として挙げられるのは、①医師との面接による問診(特にがんに関する家族歴の有無)②内診③子宮頸部・頸部細胞診(=LBCスメア)とHPVハイリスク検査④経腟式ブローブを用いる超音波検査である。このうち②の内診では、外陰部病変・子宮脱の有無も念頭に入れつつ検査する必要がある。④の超音波検査では、子宮内膜の厚さが閉経後3mm以上を超えており且つ内膜の不整脈が確認された場合(=内膜ポリープなど)、若しくは5mm以上を超える場合には子宮体がんを疑い、細胞診・組織診を行うのが良いと考える。卵巣の病変が疑われたのであれば、MRI・CTなどの画像検査や腫瘍マーカーなどを用いて精密に検査した方がよいだろう。

2021-02-26/婦人科ドック

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comment:健康診断について記載してます(^▽^)/
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