PIVKA-Ⅱ

PIVKA-Ⅱは、肝臓で合成される血液凝固第Ⅱ因子のプロトロンビンが正常に生成されていないと時に現れる異常たんぱくになります。プロトロンビンを合成する際にはビタミンKが必要になります。そしてビタミンKは腸内細菌で合成されており、その吸収には胆汁酸というものが必要となります。その為、抗生物質の服用により正常な腸内細菌叢が抑制されたり、或いは胆汁の分泌が無い、胆道閉塞によって胆汁の分泌が悪いなどによっても、ビタミンKの産生・吸収障害が起こります。このような原因によって正常なプロトロンビンが合成できず、異常プロトロンビンであるPIVKA-Ⅱが上昇してしまうのです。PIVKA-Ⅱは、肝細胞がんにおける陽性率の高い腫瘍マーカーになります。同じく肝細胞がんの腫瘍マーカーとして体表的なαーフェトプロテイン(AFP)と組み合わせる事によって、さらにその診断率は上昇していきます。ただし、AFP値が上昇していなくてもPIVKA-Ⅱ値が高いという事も有る為、その事は念頭に置いておく必要があります。

2022-03-01/PIVKA-Ⅱ

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comment:健康診断について記載してます(^▽^)/
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