高血圧はあまり自覚症状がなく、また、痛みも伴わないため、ついつい放置してしまうという方が多いです。しかし、高血圧を放置しておくと、恐ろしい病気にかかる可能性があります。この文章では、高血圧を放置した結果、起こる病気について解説していきます。 高血圧は、動かずにいるときの血圧が、正常値よりも高い値になる状態を言います。高血圧が引き起こす恐ろしい病気は、脳血管障害や脳卒中、心疾患、腎不全、高血圧性網膜症などがあります。 脳血管障害や脳卒中は、高血圧により血管が破れやすくなったり、動脈硬化が起きやすくなったりして、脳に酸素や栄養が供給されずに脳に障害が起こるような病気です。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などが当てはまります。 心疾患は、高血圧により、心臓に負荷がかかった結果起こります。心肥大や冠動脈心疾患などが代表的です。 腎不全は、高血圧による腎臓のろ過機能の低下により起こります。腎不全は一度起こると回復することが難しく、慢性腎不全になる可能性が高いです。 高血圧性網膜症は、高血圧の結果で網膜の出血や白い斑点などが生じることです。自覚症状はあまりありませんが、進行していくと網膜剥離が起こる可能性があります。このような恐ろしい病気にならないために、高血圧に気をつけて生活しましょう。

2022-09-11/高血圧を放置すると起こる病気